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zoom RSS 私のベスト洋書・2008

<<   作成日時 : 2008/12/30 00:43   >>

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今年も後わずか。
先日なんとか"Human Stain"を読み終えて、2008年に読んだペーパーバックは合計14冊。
今年の"New year's resolutions"では、「年間30冊の洋書を読む」、なんて日記に書いてあったけれど、実際はその半分も読んでいない。

3月に股関節骨折で入院、10月にはリウマチ薬のエスケープ現象が起きリウマチが悪化、などと体調が思わしくなかったせいもあり、今年の英語学習は全然はかどらなかった。体調が悪いと気分も落ち込み、前向きに何かをしようという気が乏しくなる。お気楽ノー天気がとりえの私が、ウツウツとしているなんて・・・自分でも似合わない!と思うのだけれど。来年は年明け早々に大学病院で新薬を点滴の予定。きっと来年は新薬が効いて、また以前のように、前向きに英語学習に取り組める・・・はず!?


さて少ない読了本の中から、今年の私のベスト5を挙げてみます。

1.Snow 「雪」 by Orhan Pamuk (過去レビュー)

これは1月に読み終えたのだけれど、1年近く経った今もいまだこの本を読み終えたときの満足感は消えない。トルコについては、ヨーロッパとアジアにまたがった国、という程度の知識しかなく、おまけにイスラム教については多少の偏見を持っていたのだが、この本からトルコやムスリムについて多くを学んだ気がする。
もちろんストーリーの面白さが一番の魅力。降り続く「雪」の描写は美しく、主人公の心情が切なく、読み手の心をつかんで離さない。
ダントツの2008年マイ・ベスト。

Snow (Vintage International)
Snow (Vintage International)Orhan Pamuk

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2.Love in the time of Cholera 「コレラの時代の愛」 by Gabriel Garcia Marquez (過去レビュー)

51年と9ヶ月と4日、愛する人を待ち続けた男の物語。あり得ないウソのような話を、読み終わった時には読者に納得させてしまうガルシア=マルケスの圧倒的な文章の力にノック・アウトされた。
熱気がムンムンの中米コロンビア、時代は1900年初頭、死の病コレラに取り付かれたごとく一人の女性を待ち続ける男。だからといって、じっと待っていたわけではなく、何百人もの女性と関係を持ち、でも心の中は一人の女性だけ、というなんとも暑苦しい話。(笑)
この小説の女性主人公にすごく共感しながら読んだ。女ってロマンチックなのに、時には冷酷で、打算的なのよ、こんな暑苦しい男、一瞬で心が冷めてしまうのも、分かる、分かる。

Love in the Time of Cholera (Vintage International)
Love in the Time of Cholera (Vintage International)Edith Grossman

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3.Island 「灰色の輝ける贈り物・冬の犬 」by Alistair MacLeod (過去レビュー)

この作家の作品はとても好きだ。
哀しくて、厳しくて、静謐で、でも読んでいると暖かな気持ちになる。家族という自分の存在の礎を大事にしたいと思わせられる。
もう、文句なしにこの作家の本は好き!
同じケルト人を祖先に持つカナダ人女性作家、アリス・マンローの短編集を日本語で読んだけれど、男性と女性とではこれだけ視線が違うのか!と比べて読むと面白かった。女性の視線はシビア!男性Alistair MacLeod の方がロマンチストなのだと感じた。で、私は女性だから、アリス・マンローにも共感。

Island: The Complete Stories
Island: The Complete StoriesAlistair MacLeod

Vintage Books 2002-03-12
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おすすめ平均 star
star素晴らしい短編
star息づかいが聞こえてきそう
star生き生きと、みずみずしい、けれど厳しい自然と現実

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4.The Book Thief 「本泥棒」 by Markus Zusak (過去レビュー)

ジュニア向けに書かれた本。ナチスドイツ下のミュンヘンが舞台の小説、厳しい生活環境の下で学校に行けず字が読めなかった少女が、里親に字を教えてもらい、本の持つ力で成長していく。里親の命の恩人の子ユダヤ人を地下に匿い、ユダヤ人青年との触れ合いの仲で少しずつ成長していく姿に涙が出る。
ジュニア向けだから英語も易しいし、読みやすいと思う。

The Book Thief (Readers Circle)
The Book Thief (Readers Circle)Markus Zusak

Alfred a Knopf 2007-09-11
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おすすめ平均 star
starいい話
star涙が止まりません!
star1時間、涙が止まらない!

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5.Skinny Dip 「復讐はお好き?」by Carl Hiaasen (過去レビュー)

ミステリー好きの私としては、一冊はミステリーを入れなくては。
で、今年一番のミステリーはこれ。痛快コメディ・ミステリー。単なるコメディではなく、環境汚染やデータ偽造などの現代最も関心の深いテーマを盛り込んである。フロリダの湿原の減少や、環境汚染問題。環境運動家としても名高い著者がユーモアと皮肉を込めた小説で楽しませてくれる。
文句無く、楽しく面白い!

Skinny Dip
Skinny DipCarl Hiaasen

Warner Books 2006-05
売り上げランキング : 10972

おすすめ平均 star
star夫に殺されたそうになったなら?
star軽妙な犯罪物語

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と、5冊あげてみました。少ない読書数だったのだけれど、感動した本ばかりです。
来年は体調が戻ってもっと元気になれたら嬉しい。たくさんの洋書を読みたいと思っています。
心に残る本に出会えることを祈って。

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
楽しみにしていたベスト2008年がでました〜。来年のために参考にさせていただきます。
第一位「Snow」読みたくなりました〜。勉強会で第三位「Island」を読んでるので、まずそれを終了してから・・・
月に1冊以上読めたのですね。スゴいスゴい。これからも面白い本の紹介を楽しみしています。

バードランド
2008/12/30 15:42
楽しく読まさせて頂きました。

今年は、骨折をされたり薬のこととか、色々と大変でしたね・・・。
でも、旅行にも行かれて、こうしてブログも書いておられて、お姉さまがいつものように元気になられてよかったです。

月に、1冊以上を読まれたので、すごい成果だと思います(*^_^*)
これからも、ブログの更新楽しみにしております。
ハルミズキ
URL
2008/12/30 20:09
相変わらずの読書量。難しかったと感想を漏らされてもちゃんとこんな風に書評が書けるんですもの、お姉さまの語彙と読解力はすごいです。
羨ましい!Skinny Dip実を言うとまだ読んでません。黄ばんでこないうちに読まないとThe Revolutionary Roadもよみすすめられるか自信ないですけど。
Lily
2008/12/30 22:11
こんばんは!
どれも読んでみたくなるような本ばかりです!
『Snow』は図書館にあるので、いつの日か読もうと心に誓っております。
以前、先輩がお薦めになっていた『Life of Pi』 を先日バーゲンで見かけて
思いもかけず手に入れました。
(それに取り掛かれるのもいつのことやら。。。)
年間14冊とおっしゃいますが、その間にも和書をお読みになったりしていらして
すごいスピードだと思います。
私も早く毎月1冊読めるようになりたいです。
Nemo
URL
2008/12/30 22:50
バードランドさん
今年は色々な事があって、思ったより読めませんでした。来年は絶対元気を取り戻して、バリバリ読みます(の予定?)。

今年エーゲ海クルーズでわずか半日だけだけれどトルコに上陸したのですが、そのときのトルコ人ガイドが話してくれたトルコの情勢は、正にこのSnowに書かれていたことでした。この本を読んで予備知識があったのでガイドの話も良く分かったし、トルコに親しみが持てました。
今まで北米かイギリスの本ばかり読んでいたけれど、ガルシア=マルケスのコロンビアの話とか、色々な国の小説を読むのも面白いです。

私たちは今、Shawshank Redemption を読んでいますよ。
リウマチばあちゃん
2008/12/31 00:15
ハルミズキさん
色々あった2008年、悪いことも良いことも有りました。来年は良いことだけになってほしい。
まず一番は体調が戻ることですね。
そしてたくさんの本を読みたいです。

今年1年ありがとうございました。いつも暖かいコメントをいただき力になりました。特に落ち込んでいるときはね。
ハルミズキさんも来年もたくさんの本が読めますように。
お互いがんばりましょう!
リウマチばあちゃん
2008/12/31 00:21
Lilyさん
いえいえ、感じたことを思うままに書いているだけで、見当違いな事を書いているときもあります。(汗)
Human Stainではストーリーと関係の無いクリントン大統領の話が出てきて、これがどういう意味なのか、実のところ良く分からない。英語だから行間を読む力が無いのですね。こういうことだろうと、想像でレビューを書いていたりして、間違っているかもしれないとヒヤヒヤです。(笑)
今年1年ありがとうございました。Lilyさんの洋書についてのコメント、とても刺激になります。読んだことのない作家の本の話、新たな興味が駆り立てられます。来年もよろしくお願いします。
リウマチばあちゃん
2008/12/31 00:33
Nemoさん
Snow、ぜひ読んでみてください。ストーリーが面白いし、イスラムの話、貧困の話と盛りだくさんです。
Life of PIには驚愕しました。冒険ストーリーだろうと思って読んでいたら、第3章で見事に裏切られました。たぶん第1章は退屈だろうけれど、でもそこであきらめないでね。(私も第1章でやめようかと思った位)第2章からはドキドキはらはらです。

来年はもう少し多くの本を読みたいです。
どうか来年もよろしくお付き合いくださいね。
リウマチばあちゃん
2008/12/31 00:45
今年半年、楽しく読ませていただきました。
本は大好きなのですが、つい、あれもこれもと手を出し過ぎて、常に3から4冊同時進行形です。
なので、一つ一つが熟読できていないような気がします。

ここで紹介されている本もどれも読んでみたくなってしまって、また
積み上げ本が増えそうです。
来年もよろしくお願いいたします。
リーブ
URL
2008/12/31 11:03
お忙しい中で1年に14冊も読まれたのは、すごいです〜。私にとっては何よりもリウマチばあちゃんさんの書かれる書評がとても好きで、読みたい本ばかりがどんどん増えた一年でした。
ご紹介いただいたSnowがとても読み応えのある本でしたので、続いてThe Book Thiefも買ったのですがこれはまだ本棚を飾っています。読み終えたらコメントさせていただこうと思っていたのですが、年内は間に合いませんでした・・。

この一年、リウマチばあちゃんさんのブログを本当に楽しみに読ませていただきました。また来年も楽しみにしています。どうぞいいお正月をお過ごしください。
新年もよろしくお願いいたします。
mijoka
URL
2008/12/31 11:48
はじめまして。
日本に住みながら、しかも50歳から英語を勉強してこれだけ難しい本の数々を読みこなしていらっしゃるのには感動しました。
私の住んでいるアメリカでは最近ひとつの本への感想を交換しあうブッククラブが流行っていて、日本に住んでいる方や別の国に住む日本人と方たちと国際的なブッククラブをしたいと思うようになりました。
私は機械オンチですし、誰も助けてくれないのでローテクのブログですが、ぜひいろいろご意見おきかせください。
渡辺
URL
2009/01/15 18:21
初めまして。貴姉のバイタリティにただただ感心しました。
小生、一人寂しく、細々と洋書をかじってきましたが、これからは、
がつがつと洋書をかじっていきたいと思います。
通風じいちゃん
2009/12/09 11:27
通風じいちゃん様
コメントありがとうございます。
今年は病気のせいもあり、あまり洋書を読めませんでした。(汗)
来年はがつがつ読みたいと思っています。
これからも当ブログをよろしくお願いいたします。
リウマチばあちゃん
2009/12/10 21:36
リウマチばあちゃん様
 返信ありがとうございます。
 がつがつ洋書をがじっていこうと決意してから、ようやく1冊目を読了しました。

題名:「Jane Jeffry Mysteries
    Grime and Punishment」
著者: Jill Churchill

評価:字が大きく、読みやすく、おもしろかったので、
   ×、△、○、◎の4段階評価で、○。

   ちなみに、本書のなかに、「がつがつ食う。」という表現が
   ありました。 wolf(狼)という単語を使うのですね。
   辞書を引かなくても、素直にイメージできました。
 
   I’ll wolf english books down.   (なんか、羊のよう。) 
    
 さて、先週、小生も横浜にいってきました。(孫はいませんけれど。) この機会を利用し、帰りに、大きな書店に寄って、貴姉オススメの「Snow」、「Life of Pi」他数冊の洋書を買ってきました。桜の咲く頃までには読了できれば、と思っています。
 ちなみに、上記洋書を探していたら、「チャタレー夫人の恋人」が目にとまりました。学生時代に日本語で読んだ時、肝心な所(?)が「×××。」でした。「原書で読めば、×××がわかるのだ。」ということに気づき(遅い!)、来年のゴールデンウィーク頃には「チャタレー・・・」を読んでみようと思っています。(ワクワク!)
 お元気で!
通風じいちゃん
2009/12/21 11:48

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