50からの英語 洋書と海外旅行を楽しもう!

アクセスカウンタ

zoom RSS 私のベスト本・2009

<<   作成日時 : 2009/12/30 18:29   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 21 / トラックバック 0 / コメント 12

28日、やっと"The Power of the Dog"を読了。 

今年中に読み終えようと頑張ったのだけれど、この本ワクワクしながら一気に読める本ではない。犯罪組織と麻薬捜査班の30年に渡る攻防を描いた小説。権力と犯罪組織の裏での癒着など、事実(たぶん)だろうと思われる部分が多く、読書中も読み終わった後も暗澹とした気分になる。詳しくい感想は次回のエントリーで述べたいと思います。

さて、このペーパーバッグで今年は八冊の洋書を読了。
今年は1月から5ヶ月間の入院、その後の自宅療養と集中して本を読める環境になく、洋書・和書ともに読んだ本はとても少ない。「私のベスト洋書」を選ぼうにも八冊ではベスト10に足りない!

そこで、和書・洋書を問わず今年読んだ本の中から私のベストを紹介したいと思います。


ベスト1は迷うことなく決まり!

Jhunpa Lahiri の"Unaccustomed Earth" (レビューはこちら)

Unaccustomed Earth
Unaccustomed Earth
おすすめ平均
starsthe best book I read in 2009
starsI enjoy it very much!
starsこれは傑作短篇集です。
starsデビュー作を圧倒する中身! 素晴らしい!
stars母の死と父の再婚をめぐる変奏!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

Jhunpa Lahiri はすごい作家だと思う。「ふつうの人たち」の「日常の愛」が書いてあるだけなのに、読み終えるとじわっと心が震える。ドラマ性を排した普遍的な「愛」が静かに書かれている。誰もが日々感じる心の揺らぎ、哀しみ、喜びに読者は自分自身を感じ、そして共感を覚える。
デビュー作"Interpreter of Maladies"(過去記事はこちら)でいきなりピューリッツァー賞受賞という華々しいデビューを飾ったJhunpa Lahiri 、その力を存分に発揮した最新作です。
英語も読みやすく、今年一番のお勧めペーパーバッグです。


私の第2位。 The Time of Our Singing 「われらが歌う時」 (レビューはこちら)

われらが歌う時 上     われらが歌う時 下         Time of Our Singing
英語で読み始めたが、あまりの言葉の豊かさに語彙力が付いていかずあえなく挫折した。改めて日本語で読み直してリチャード・パワーズの表現力に圧倒された1冊。
最初は大学で物理学を学び後に文学に転じたと言うパワーズ、時間と音楽と人種差別、三つのテーマを膨大な知力でカヴァーする。特に音楽に関する表現の豊かさに感激。行間から美しい歌声が聞こえてくるよう。
気軽に読める本ではないけれど、その分読み終えた後の満足感は今年一番!


私の第3位・4位・5位。 "The Girl with the Dragon Tattoo" 「ミレニアム3部作」(レビューはこちら)

The Girl with the Dragon Tattoo  The Girl Who Played with Fire  The Girl Who Kicked the Hornets' Nest

このシリーズは"The Girl with the Dragon Tattoo"と"The Girl Who Played With Fire"と"The Girl Who Kicked the Hornets' Nest"3冊併せて読んで面白さが3倍になると思うので、第3位にまとめます。
特異なキャラクターの女性主人公、Lisbeth Salanderと驚愕のストーリー、今年1番のエンタメ小説です。
ただただ面白かった〜
「このミス2010」では先ほど読了した「The Power of the Dog」の方が評価が高かったけれど、あちらはあまりにもリアルで残酷。血で血を洗うマフィアの抗争、国家権力との癒着、誰が正義なのか分からなくなるストーリー。
読んでいて暗いし痛い。
方やこちらは半ばおとぎ話のような(スウェーデンの歴史などは史実に基づいている)話で、男性主人公のキャラのせいか暴力的な描写も多いのだけれど、どこか明るい。
英語もこちらの方がずっと読みやすい。ざっと数えたところ3部で100万語近い語数になりそうなシリーズだけれど、長さを感じさせないミステリーです。


と、今年読んだ本の中から良かった本5冊を挙げてみました。
体調が悪くボォーとした頭で読んで、よく内容を覚えていない本もあるけれど、上記5冊はズンと心に響いてきたお勧めばかりです。

今年は1月早々リウマチ薬の深刻な副作用で息も絶え絶えで入院、療養、リウマチの悪化、と最悪の1年でしたが、周囲の人たちの優しさ、そして当ブログを読んでくださる皆様の励ましに触れ、逆に幸せを感じた一年でもありました。

皆様、ありがとうございました!

来年はもっと健康になって、もっとたくさんのペーパーバッグを読みたいと思っています。
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。

今日も応援をいただければ嬉しいです。
        ↓
にほんブログ村 英語ブログへ 人気blogランキングへ みんなの英会話奮闘記 人気blogランキングへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 21
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
ナイス ナイス ナイス ナイス
面白い 面白い 面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ。いよいよ今年もあと僅かです。ことしは大病をなされて大変な年でしたね。ご恢復なされてなによりでしたし、来年はきっと楽しい年になりますよう祈念しております。

さて自分も今年は転勤やら英検1級受験(現在2次浪人中、とほほ。)やらであんまり読めなかったデス。10冊も読んでません。このあいだMatt Ruffの"Bad Monkeys"を読み終えましたが、やはり変な作品でした(笑)。いまJoyce Carol Oatesの"Blonde"を読みかけたところですが、700pもあるのでいつになることやら・・。"The Girl with the Dragon Tattoo"も早く読まなきゃと思いつつ、また違うPB買ってみたりで落ち着きがない・・。年明けに東京出張があるのでまた洋書買い漁りそうだし、困ったもんです。

ではよいお年を。来年もよろしくお願いします。
P.S. 自分は専ら神戸のRandom Walk Booksという洋書専門店で買うのですが、ここの店長さんのブログ(HPから入れる)は洋書や海外文学ネタがいっぱいで面白いです。もしご興味があれば検索してみてください。
でんぶごはん
2009/12/30 22:31
待ってました、お姉様のベスト本。
やっぱり改めて、読み応えがあるというか難しそうな本が並びましたね。「犬の力」は書店でめくってみましたが、日本語でも入っていきそうにありません。お姉様にでも多少は分からない単語があるでしょうに、あの本をこんな短期間で読まれてしまうとは・・・。

今年はおつらい入院生活もありましたね。でも、またペーパーバックを楽しめるようになられたこと喜んでいます。無理をなさらず、またいい本を紹介してください。どうぞ、よいお年を!来年もどうぞよろしくお願い致します。
Lily
2009/12/31 00:21
"Unaccustomed Earth"は、是非読んでみたいと思ってます。
"The Girl with the Dragon Tattoo"は、ちょっと先になりそうだけど、読んでみたいなぁ。

今年は、お姉さまにとってお辛い大変な年でしたが、こうしてお元気になられて本当によかったです。
よいお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
ハルミズキ
URL
2009/12/31 15:50
今年も今日が最後の日になりました。たくさんの本を教えてくださって、本当にありがとうございます。
わくわくしつつ、また、目をしょぼつかせつつ本を読んでいます。
Unaccustomed Earthはぜひ読んでみます。
私の今年のベストは 作家なのですが、、なんといってもKazuo Ishiguro です。美しい英語と、静かな描写にとてもひきつけられました。
ばあちゃんさん、来年もどうぞよろしくお願いいたします。私にとってのオアシス(情報と知恵のたまりば)です・・・
まりこ
2009/12/31 16:19
リウマチばあちゃん、こんばんは。(^^)/
今年は大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。m(__)m

それでは、良いお年を!(@^^)/~~~
Super源さん
URL
2009/12/31 23:57
でんぶごはんさん
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
英検1級挑戦中でしたね。2次合格も近いですね。もう一頑張り!
Matt Ruffの"Bad Monkeys"読んだのですか。「このミス」によると「読者を煙に巻くぶっ飛んだエピソード・・」らしいのだけれど、この『ぶっ飛んだ』が少々気になります。ぶっ飛んだ小説、わりと好きなもので(笑)。Joyce Carol Oatesは読んだことがありません。どんな作家なのだろう。知らない作家をこうして教えてもらえるのはとても嬉しいです。自分のアンテナ範囲外の本ってなかなか拾えないもので。ありがとうございます!

店長さんブログ早速見ました。「お気に入り」に即登録です。
もう正月休みも終わってお忙しいでしょうが、息抜きに洋書情報、よろしくお願いいたします。
リウマチばあちゃん
2010/01/05 17:25
Lilyさん
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年のベスト本、選ぶのが簡単でした。だって読んでいる冊数が少ないから(笑)。でもmy bestの"Unaccustomed Earth"はどんなにたくさんの本を読んでいても、きっとこれを選ぶだろうと思います。普通の人々の日常の「愛」なのに、読み終わると心が揺さぶられます。20〜30ページの短編集なので読みやすいし、英語は正調派だし、頑張れば読めますよ。
それに比べて"The Power of the Dog"は正直しんどい本でした。内容も凄惨だし、警察組織は「悪」そのもので誰が正義なのか分からないし、スペイン語は混じっているし、隠語があるし、正直正確に読めたかどうか疑問です。(汗)

今年は少しでも元気になって、楽しくペーパーバックを読みたいです。どうぞ今年も私のブログをよろしくお願いいたします。
リウマチばあちゃん
2010/01/05 17:54
ハルミズキさん
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

"Unaccustomed Earth"いいですよ。Jhunpa Lahiri って若くて才能があって、おまけにすごい美人!神様って不公平だなと感じちゃう位(笑)。是非読んでください。
去年は私にとってとんでもない1年だったけれど、逆に今年はとんでもなく良い年になってほしいです。元気になってペーパーバックをどんどん読みたいです。
また1年間「多読」語数をどんどん積み重ねていきましょう!
頑張りましょうね。
リウマチばあちゃん
2010/01/05 18:10
まりこさん
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

読書って、本当に楽しいですね。英語で読書をするなんて、数年前の私には考えられなかったのに、今こうして読んでいる自分がいて、「継続」って力になるんだと改めて思います。
Kazuo Isiguro、私も大好きです。デビュー作とThe Unconsoled、この2冊読んでいないので、今年中に読みたいと思っています。
私もまりこさんから本の情報をいただいて、嬉しく思っています。心に響いた本がありましたら、是非教えてくださいね。
リウマチばあちゃん
2010/01/05 18:26
Super源さん
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

だじゃれ単語と音楽、今年も楽しませてください。
Super活躍、期待しています!
今年もお世話になります。どうぞよろしく!
リウマチばあちゃん
2010/01/05 18:31
明けましておめでとうございます。少し興味を持たれたかもしれないので厚かましくもまた書き込みさせていただきます。
"Bad Monkeys"はぶっ飛んだというか、座標軸が狂っている小説というか・・。「信用できない語り手」の小説ですね。自分がいちばん近いなと思ったのは夢野久作の「ドグラ・マグラ」でした。前半は非常に面白いのですが、後半に勢い余ってというか遠心力がつきすぎてうまく着地できなかったという印象です。文章のグルーヴ感は独特なものがありますので、変な小説好きなら面白いかも(笑)。
Joyce Carol Oatesはアメリカンベストミステリの選者を務めたときから興味がありました。書き終えた後一切推敲をしないそうで、話好きなひとの話を聞くみたいな感じです。合えばいいけど、饒舌さがクドイと思うかも。ただ、それだけにリズム感はありますね。ホラー・サスペンス・ミステリ的なアプローチが上手い作家だと思います。UpgradeしたS.キング(笑)?

自分も細々と読んだ本のブログを書いています。ほとんど読んでいませんので内容がペラペラですが、感想も書いていますので、恥ずかしいですが何かの参考になれば。
でんぶごはん
URL
2010/01/05 21:05
でんぶごはんさん
ブログ、お邪魔しました。Man in the Dark読んだのですね。私も12月の初めに読みました。
Bad Monkeys、女性殺し屋が主人公だとか。強い女性の出てくる小説はそれだけで好きなのです(笑)。
>後半に勢い余ってというか遠心力がつきすぎてうまく着地できなかった
なるほど・・・リズムに乗って勢いで読む本かな。ますます興味がわきました。でもアマゾンでは在庫なしでした。(涙)
Joyce Carol Oatesは、UpgradeしたS.キングですか。何となく想像できます。手始めに図書館で日本語訳を借りて読んで見ようかな。

でんぶごはんさんのブログをリンクに加えました。よろしかったでしょうか?知らない洋書情報がたくさんで参考になります。
これからもよろしくおねがいします。
リウマチばあちゃん
2010/01/06 00:28

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
私のベスト本・2009 50からの英語 洋書と海外旅行を楽しもう!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる